【第02話】家を買いたい!
どんな家にしようか
どこに建てようか
お金がある富裕層の方々は、そういった事を考えながら展示場へと足を運び、そして商談を開始するのでしょう。
しかし、DK家にはお金がありません(借金なら200万あります→もうすぐ4200万になります)
展示場へ向かった時も、きっかけは「家が買いたい」と思い立ったからですが、展示場でまず感じたのは「自分たちって家が買えるのか?」という思いでした。
なぜか?
展示場にあるモデルハウスって、
超豪邸
DK家が最初に向かった展示場は、所謂大手ハウスメーカーの集合住宅展示場でした。
よく言われることですが、展示場にあるモデルハウスというのはそのメーカーの顔になるわけです。
ハイグレード、オプション満載、動線無視の規格外の広さを併せ持つハイスペック仕様なわけです。
見ただけで、「これは買えない」そう思わせる家もありました。
これはこの展示場のターゲット層からDK家が外れすぎていたからでしょう。
ただ、せっかく来たわけですし、別に入ったら買わないといけない、というわけでもありません。
とりあえず入って話だけでも聞いてみようと、展示場を見て回ります。
そしてその中でも、一番庶民的(失礼?)な、なんとなくファミリー向けと感じるモデルハウスを見つけます。
一条工務店です。
名前は聞いたことがある
それぐらいのイメージでした。
近所にもかなり広域の分譲地が出来ていたので、完成した家も何棟か見たことがあります。
一番入りやすい雰囲気だった。
それだけの理由ですが、人生初のモデルハウス見学です。
まずは受付の女性に挨拶をして、そのまま中に入ります。
すぐさま営業の方が出てきて名刺をもらいます。
簡単に挨拶をして、中を見て回る…
その前に、
噂に聞いていたアンケート記入をお願いされます。
これはどこのハウスメーカーに行っても書かされました。
見学後の営業のため、あとは冷やかし対策のため?でしょうか。
名前と家族構成、連絡先、家の購入予定時期、あと年収もハウスメーカーによっては記入欄がありました。
一条工務店のアンケートは名前と連絡先とか簡単なものだけだったと思いますが、あまり覚えていません。
なぜなら、
嫁サンにすべて書いてもらったから。
名前も連絡先もすべて嫁サンのものにしました。
そしたら、後日一切連絡は来ませんでした笑
冷やかしと判断されたのでしょう。
専業主夫かもしれないのに。
何はともあれ、初のモデルハウス見学です。
初の見学という事で、何を見たらいいのかまったく分かりません。
営業の方が説明してくれてはいるのですが、それがすごいのかどうかも分かりません。
一条工務店は一条工務店オリジナルの設備を採用することによって、標準設備としてハイグレードのものを提供できます!とか言ってました。
ただ、今目の前にあるものがハイグレードなのかどうかが分かりません。
ただ、その時に感じ今でも覚えている事が一つだけあります。
外の音が一切聞こえない。
気密性が高い、遮音性が高いとか言うのでしょうか。
今住んでいるのが築30年のアパートのため、比較に差がありすぎるのでしょうが、これはすごいと思いました。
あとで分かったことですが、一条工務店の気密性は大手ハウスメーカーの中でも1,2を争う高さだそうです。
夏は涼しく、冬は暖かい
そして一度涼しくなれば熱くなりにくい
一度暖かくなれば寒くなりにくい
そういうことらしいです。
電気代も抑えれるらしいです。
そんな事を書いているパンフレットを貰いながら、一通りモデルハウスの中を見て回り案内は終了です。
「こんな家は建てられないだろう」と身構えているため、そこまで話に食いつかなかったからでしょうか、初見学は案外あっさりと終了しました。
しかし何となく見学の流れがつかめたのは収穫でした。
そして、そのままの流れで隣のモデルハウスへ向かいます。
続く…